チャットレディは事業所得・給与所得どちらで確定申告すべき？
チャットレディは、通常のパートやアルバイトとは異なる働き方をするお仕事です。
そのため、他の仕事とは異なる点に注意しなければなりません。
例えば、税金の制度や確定申告の方法といったことを学ぶ必要があります。
また、給与所得と事業所得の違いなど、会社員だった頃には意識していなかったことも理解しなければなりません。
この記事では、そんなチャットレディの収入に関する詳しい説明をしていきますので、チャットレディとして働き始めようとしている女性は、ぜひ参考にしてください。
チャットレディの収入は事業所得！給与所得ではない
チャットレディは、男性のお客様とチャットをするお仕事で、個人事業主として働くことになります。
雇用契約ではなく、業務委託としてライブチャットサイトで仕事をすることになります。
そのため、チャットレディの収入は給与所得ではなく、事業を行い、収入を得たということで事業所得になります。
個人事業主として働くため、毎年一定の金額を稼ぐ場合は、確定申告書を作成し、所得税や住民税を自分で納める必要があります。
チャットレディの報酬は源泉徴収が適用されない
チャットレディとして働く際は、源泉徴収制度が適用されないので、通常の会社に雇われて働く場合とは異なり、給料から税金が天引きされることはほとんどありません。
これまで税金の納付について意識していなかった方もいるかもしれませんが、会社が代わりに手続きをしていたため、確実に納税がなされていたでしょう。
しかし、チャットレディは雇用契約を結ばずに仕事をするため、源泉徴収を受けることはできません。
そのため、毎年の確定申告の時期になると、確定申告書を作成する必要があります。
確定申告は難しい！迷うチャットレディも多数
確定申告について悩むチャットレディは非常に多いです。
チャットレディの仕事そのものは難しいものではないため、誰でもできるでしょう。
しかし、仕事の内容に苦労していなくても、確定申告などの他の事務作業には困ることがあります。
例えば、「基礎控除とは何かわからない」「事業所得と雑所得の違いは何ですか？」など、初歩的な知識がないチャットレディもいます。
この仕事は高収入が得られるため、ある一定額を簡単に稼ぐことができます。
実際、ほぼ全ての人に確定申告が必要になると言っても過言ではありません。
ですので、この仕事を選ぶ場合は、確定申告についてしっかり理解しておくことが重要です。
チャットレディの収入は事業所得として確定申告しないといけない
チャットレディの収入は給与所得ではなく、個人事業主として働くので確定申告が必要です。
ここでは、確定申告について詳しく紹介していきたいと思います。
もし「確定申告が自分にとって難しいのか不安」という方や、「確定申告に関する知識があまりない」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
確定申告とは何か
確定申告とは、年間の所得を申告し、それによって納付すべき税金を計算して納税することです。
具体的には、「その年にどれくらいの報酬を稼いだのか？」や「経費としてどれだけ支出をしたのか？」といった情報を申告書に記入するのです。
本業としてチャットレディをしているのであれば、48万円以上の報酬を得た場合には必ず確定申告をしなければなりません。
また、副業の場合は、20万円以上稼いだ場合にも確定申告が必要になります。
必要経費を差し引いて計算する
確定申告をすることで、納付する所得税や住民税の額が決まります。これらの税金は、所得が高くなるほど増える仕組みになっています。
所得とは、収入から経費を差し引いた金額で計算されます。チャットレディの仕事で得た収入全てが所得になるわけではありません。
例えば、1000万円の収入があったとしても、経費が400万円かかった場合、所得は600万円となり、税金の計算もこの所得に基づいて行われます。
逆に経費を計上しないと、収入の1000万円がそのまま所得となり、納付すべき税金も膨らんでしまいます。
経費を計上することは、税金を節約する意味でも非常に重要です。この仕事のために発生した費用は、経費としてきちんと計上するようにしましょう。
経費を計上するだけで、節税効果が得られますので、忘れずに経費を申告書に記入しましょう。
チャットレディの必要経費はどんなものがある？
チャットレディとして働く上で経費になる出費は、仕事をするために必要な出費のみが該当します。
主な経費の項目は以下の通りです。
| ・パソコンやウェブカメラの購入代金 ・通信費、光熱費、家賃 ・ライブチャットで着用する衣装代 ・身バレ対策のために購入したウィッグやカラコン代 ・チャットルームに行く交通費 ・仕事に必要な書籍の購入費 |
これらの出費は必要経費に計上することが一般的に認められており、大きな節税効果をもたらす場合もあります。
仕事をするために購入した場合は、経費として計上することを忘れないようにしましょう。
また、これらの出費の際には領収書を貰うなどして、支出を証明できるようにしておきましょう。
プライベートでも使用する部分は按分する必要がある
在宅チャットレディの通信費や光熱費、家賃などは、プライベートでも使用している場合は、計算に家事按分が必要です。
プライベート利用と仕事利用の割合を算出し、その割合だけが経費として計上できます。全額を経費に計上することは避けましょう。
税務署の職員が申告書を確認する際に疑われる可能性があり、税務調査のリスクも高まるからです。
白色申告と青色申告はどんな違いがある？どちらで申告すべき？
確定申告には白色申告と青色申告という2つの方法があります。
白色申告は手続きが簡単ですが、所得控除額が低くなります。
一方、青色申告は手続きが複雑ですが、控除額が増える特典があります。
これは青色申告特別控除といい、所得金額から55万円（一定の要件を満たす場合は65万円）または10万円を控除するというものです。
初めて確定申告をするチャットレディの場合は、まずは白色申告を選び、確定申告の手続きの流れを学ぶことをおすすめします。
できれば青色申告を選んで控除額を増やし、節税効果を得ることを考えてみましょう。ただし、青色申告には事前の申請が必要な点にも注意が必要です。
高収入を得ていく場合個人事業税も支払うことになってきます。給与所得控除のない個人事業主だからこそ、節税対策はしっかりしていきましょう。
クラウド会計ソフトを使うと手間が省ける
確定申告を簡単に済ませるためには、クラウド会計ソフトを利用するのがおすすめです。
クラウド会計ソフトを使うと、家計簿をつける感覚で確定申告書を作成することができます。
さらに、電子申告方法の一つである『e-Tax』を利用することで、控除額を増やすことも可能です。納める税金の額を抑えたい場合は、ぜひ『e-Tax』を使って申請してみてください。
確定申告が難しい人は税理士に相談する
初めて確定申告をする人にとっては、これらの作業は非常に悩ましいものです。
そのため自分でできない場合は、税理士に相談することをおすすめします。
税理士事務所に依頼すると費用がかかる場合もありますが、自分で不備のある申告書を提出するよりもはるかに良い結果を得られます。
確定申告書に不備がある場合、追徴課税がされて本来支払うべき税金以上の金額が徴収される可能性があります。
確定申告をするだけでなく、正確な申告書を提出することも非常に重要なのです。
確定申告に対して不安を感じている場合は、自分で行うのではなく、税理士に相談してみてください。
確定申告は必ずしよう！脱税・申告加算税を防ぐために
確定申告の義務があるにもかかわらず、申告を怠ってしまうことは絶対にやめましょう。申告を怠った場合、本来納めるべき税金を納めていないことになり、脱税となってしまいます。
「手渡しでの収入だからばれない」「確定申告をしたら扶養から外れるからしない」といった認識を持っている方も多いかもしれません。
また、「申告のやり方がわからないからしない」という理由で申告を怠る人もいます。
しかし、申告期限までに提出しなかった場合に申告加算税などが課されてしまうことがあり、いかなる理由であれ脱税になってしまいますので、申告義務がある場合は必ず行いましょう。
確定申告は毎年同じ時期に行われますので、うっかり忘れることのないようにカレンダーなどにチェックを入れておくと良いでしょう。
チャットレディ代理店は事業所得の確定申告もしっかりサポートしてくれる
チャットレディの代理店では、さまざまな形でサポートしてくれます。
1人では分かりにくい、確定申告の方法や、給与所得と事業所得の違いについても詳しく解説してくれます。
チャットレディの代理店である「Alice札幌」では、登録している女性たちに対して充実したサポートがあります。
身元がバレにくい対策やより収入を増やすためのアドバイスなど、さまざまなサービスを提供しています。
また、全国に多数の支店を持つ大手の代理店ですので、安心して働くことができます。
もしチャットレディの仕事を考えているなら、チャットレディAlice札幌に登録して働いてみてはいかがでしょうか。
